お気に入りの筆

自分に合った筆を選ぶことは絵描きにとってとても大切なことだ。陸上競技選手が自分の足に合わせてシューズを選ぶのと同じようなものだと考えている。油絵の筆の場合、その形状は丸筆・平筆・フィルバード・扇筆に大別できる。フィルバードは平筆を使い込んだ際に角が取れてやや丸みを帯びた形状になるものを、最初から角をカットして作られた筆である。筆の毛の種類としては硬くて丈夫な豚毛が初心者向けとして一般的であるが、そのほかにも馬、タヌキ、イタチ、ナイロン等の合成繊維で作られたものなどが売られている。また同じ種類の毛で作られた筆でもメーカーによって描き味が微妙に異なる。これまで様々な筆を使ってきたが、最終的に自分に合った筆として愛好しているのがスペインのバルセロナの会社、”エスコダEscoda”のコリンスキーの毛で作られた丸筆(写真)である。サイズもいろいろがあるが、現在は2号〜10号までを使っている。


3コメント

  • 1000 / 1000

  • 植松進

    2021.02.25 13:34

  • @植松進ありがとうございます。今後ともご指導宜しくお願い致します。
  • 植松進

    2021.02.25 03:49

    アトリエGの絵画空間の大ファンです今回後藤先生のブログが、開かれ ご案内をいただきました 私にとってはまた、楽しみが一つ増えて とても幸せにかんじています。先生の絵画生活の色々なおはなし、経験が 聞かせていただけるのですから どうか今後ともよろしくお願いいたします。がんばってください、陰ながら期待と応援をしたいです。以上 先生のブログ開設の㊗️のご挨拶申し上げます。

アトリエGの絵画空間/後藤晋

洋画家・後藤晋がとりとめもなく絵のことをお話しするブログです。